後の豊臣秀吉の正室・おねは夫の浮気を信長に直訴した。
信長はおねに手紙を宛てて、こう諭した。
「(秀吉は)あなたに対して文句を言っているが、
あのハゲネズミはもう、あなたほどの夫人を望めないのだから、
悋気を見せずにどっしりと構えてなさい。」
秀吉のおねに対する文句が、 子がないことであったとすれば、
子を成すことばかりが正室の役割でないと、
信長は考えていたのかもしれない。
子のない自身の正室に対しても、同じように考えていたのだろうか。

信長「ハゲネズミもワシを見習うことだな!」

                         (update:'06.7.4)
参考資料『歴史を歩く vol.1 織田信長天下統一の道』新人物往来社